Anzac Biscuits

週末にAustralian Pieのお店、Peaked Piesで買ったビスケットの話しです。

AnzacというのはAustralian and New Zealand Army Corpsを意味しています。第一次世界大戦において、オーストラリアとニュージーランドの兵士によって結成された合同軍団です。響き的に何故が土地の名前かなあと予想したのですが、まったく違いました。Anzac Biscuitsはその兵士の妻たちによって開発されました。遠く離れた外国で戦う兵士たちに届けられるように、長期間保存ができるビスケットになっています。当時のクッキーは石のように硬かったという話しもあるそうです。柔らかいものでは、輸送中にぼろぼろになってしまいますもんね。

このビスケットに使われている材料はとてもシンブルなのですが、ひとつ、北米や日本ではなじみのないものが使われています。そしてその材料が味のキーになっているそうです。それはゴールデンシロップです。砂糖の精製過程でできる液体状のものだそうです。蜂蜜のようなテクスチャで、色はコハク色。イギリスやオーストラリアではとてもポピュラーで家庭にはたいていあるそうです。買ったビスケットを食べた時にも、砂糖だけではない甘さを感じたのですが、きっとこのゴールデンシロップの味だったのでしょう。

ゴールデンシロップは持っていないので、蜂蜜を使いました。ネットのレシピと若山曜子さんのレシピを参考にして、アレンジしてみたのですが、ちょうどよく出来ました!

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濃いめの焼き色で香ばしい香りがします。ベーキングシートが少し小さく、十分な幅をとれなかったため、いくつかはアメーバのように繋がってしまいました(笑)

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スーパーに言ったらゴールデンシロップを探してみたいと思います。

 

世界大戦繋がりで、先日映画「Saving Private Ryan」を見ました。こちらは第二次世界大戦の話です。戦闘シーンがかなりショッキングでした。が、引き込まれてしまい目を離せませんでした。監督はスティーブンスピルバーグ。私がもっていた彼のイメージはジュラシックパークなどのSF映画だったので、こういう映画も撮っていたのかと感心してしまいました。1998年に作られた映画、今ほどVFXの技術は無かったはずです。本物の映像の迫力を感じました。俳優陣の演技も素晴らしかったです。